保育士の仕事内容
憧れる職業として名前が挙がることの多い保育士ですが、実際の仕事内容はどのようなものなのでしょうか。
今回は、保育士の仕事内容を中心に気になる給料などについても触れてみたいと思います。
保育士の仕事内容は、子供たちのお世話が中心となります。
子供たちの身の回りのお世話をし、基本的な生活習慣を身につけさせる手伝いをしたり、子供たちとのかかわりを通して、心身・情緒の発達を促し、社会性を身につけさせていきます。
具体的には、
・食事の手伝い
・お手洗いやうがいの促し
・歯磨きの指導
・着替えの手伝い
などが挙げられます。
また、保護者との関わりも重要な仕事の一つです。
毎日、連絡事項やその日の子供の様子を連絡帳に記入し、保護者に伝えます。
保護者から育児の相談に乗ったり、家庭内の子どもとの関わり方をアドバイスすることもあります。
保護者と保育士が密にコミュニケーションを取り、連携していくことが、子供の健やかな発育を促します。
最近では、モンスターペアレントと呼ばれる保護者が増えてきていることから、保護者対応にストレスを抱える保育士の方が増加しています。
子どもとのかかわりにやりがいを感じる一方でこのような問題もあることも認識しなくてはいけません。
保育士の給料・年収
さて、次に保育士の給料・年収についてみていきましょう。
保育士の年収は、厚生労働省の調査によると約296万円となることが分かっています。
手取り換算すると20万円を下回ることになり、ボーナスもそれほど多くないのが現状です。
また、保育士の年収を日本人の平均年収と比較してみましょう。
保育士の平均年収:296万
男性の平均年収:521万
女性の平均年収:279万
となっております。
保育士の年収は、女性の平均年収と比較するやや高いですが、男性の平均年収と比較した場合はか200万円以上も下回ることが分かります。
平均年収は地域ごとによってもバラつきがあり、平均年収が高い都道府県として
東京都:369万円
大阪府:347万円
神奈川県:333万円
がトップ3にランクインしている一方で、
平均年収が低い都道府県として
佐賀県:220万円
福島県:243万円
などが挙げられます。
このように見ていくと保育士の給与は地域ごとの格差が非常に激しい職業であることもお分かりいただけると思います。
[給与データ参考元]
保育士の年収は高いのか低いのか?20~65歳の年齢別・役職別・都道府県別年収推移を解説|平均年収.jp
保育士・幼稚園教諭の平均初任給|保育box
神奈川在住の保育士は東京に出るべき?否!神奈川がベストな理由 – 元保育士夫婦が本気のアドバイス!保育士転職かけこみ寺
保育などの福祉関連の給料は、国による政策の影響を受けやすい分野でもあるので、
現状の平均給与だけでなく、今後の社会情勢も視野に入れて考えていく必要があります。
保育士の給料はどのくらい上がる?
保育士の給料がどのくらい昇給するのかも気になりますね。
男性の場合ですと55~59歳で平均487万程、女性の場合は55~59歳で平均380万程になるそうです。
給料に関しては少し平均よりも見劣りするものの、政府は保育士の給料の引き上げを検討しているので、今後はもう少し給料が上がることも期待できます。