立ち振る舞いにまつわるマナー

立ち振る舞いにまつわるマナー

正しい姿勢と身のこなしをマスターする

ビジネスの場面に限らずに、正しい姿勢と身のこなしをマスターすることは、一社会人として重要な事です。
日頃から意識していることで、魅力をアップさせる事も出来ますので、姿勢と身のこなしで最低限抑えておくべきポイントをマスターしておきましょう。

まず正しい姿勢に関してですが、基本的には、足を揃えて、背筋をしゃんとして立つよう事を心がけるようにしてみて下さい。
つむじから糸が出ており、天井に向かって引っ張られているような気持ちで立つようにすると、真っ直ぐ立ちやすくなります。
背筋を真っ直ぐ、肩が内側に入って居ないか、足はきちんと揃えているか、首猫背になって居ないかなどのポイントを抑えることで、少しずつ美しい姿勢を手に入れられるのです。
座るときにも同じように、背筋を真っ直ぐと、だらっとしないように心がける事で、正しい姿勢を身につけやすくなります。

身のこなしで気をつけておきたいのは、やはり歩き方です。
女性の場合は特に、ヒール履いて歩くときに、歩き方がゆがんでいると、体も簡単にゆがんでいきますので、一本の線の上を歩いて居る感覚で、丁寧に歩くようにしてみて下さい。
ヒールの音をあまりにもカツコツすると、周囲に迷惑になるだけではなく、ヒールもダメージが与えられ、すぐに削れてしまいますので、注意が必要です。

また、男性女性共に、がに股、内股になって居ないかどうかも、確認をすると良いでしょう。
がに股や内股は、それだけで歩き方の印象を大きく変えてしまいますので、十分気をつけてみて下さい。

正しいタイミングで、正しいお辞儀が出来るようにしましょう

お辞儀と一口に言っても、いくつか種類がありますので、シチュエーションに合わせたお辞儀が出来るようにする事が大切です。
例えば、会釈程度の軽いお辞儀の場合は、上半身を15度程度曲げて挨拶をします。
目線はそのまま遠くを見るようにすると、首の位置も安定しやすくなるでしょう。

お客様や上司への挨拶をする際には、状態を30度ほど倒した挨拶、敬礼と呼ばれるお辞儀が最適です。
猫背にならないよう、首や肩は真っ直ぐとキープした状態でお辞儀すると、綺麗に敬礼が出来ます。

そして、最も丁寧なお辞儀として知られるのが、最敬礼です。
こちらは、謝罪や感謝をするときなどに使われる、最も丁寧なお辞儀で、状態を45度ほど倒し、目線はつま先に送ります。
上客などのお見送りの際などにも活用できるお辞儀方法ですので、相手に合わせて使い分けることが大切です。

このように、お辞儀の角度によって意味合いが異なってきますので、シチュエーションに合わせて正しいお辞儀を使いましょう。
マスターしておかないと、相手に失礼な印象を与えてしまう可能性があります。