お茶出しはどんな意味がある?
お茶出しとはその名の通り、お客様にお茶をお出しする事を指します。
ビジネスの場面において、お客様に対して最初のアプローチ、お客様をお出迎えする心が形として表れるのが、お茶出しと言えるでしょう。
ただお茶を出すだけだから簡単だろうと思いがちですが、全くもってそんな事はありません。
お茶出しは一歩間違えると、お客様に失礼な真似をしてしまい、結果として、仕事に差し支えるようなケースも多いのです。
お茶出しがきっかけで仕事が無くなることが無いように、最初のお出迎え、お茶出しを、きちんと行うようにしましょう。
お茶出しをきちんと行なえる社員は実は少なく、男性女性共にやらねばいけない事にもかかわらず、基本的な部分が出来ていない社員が多いと言えます。
男性の中には、女性にお茶出しをさせておけばOKと考えている方もいるかもしれませんが、それは大きな間違えです。
男性もお茶出しをできないと、お客様を出迎える基本的なマナーが身についていないということですので、その考え方のままですと、ちょっとしたタイミングで追い詰められる可能性があります。
お茶出しはあくまで基本中の基本です。
実際使うかどうかは別にせよ、出来るに超した事はありません。
お茶出しで抑えるべきポイントは?
お茶出しでお出しするお茶の種類にも様々な種類があり、お茶の種類に合わせて、入れ方が異なります。
例えば、一般的なお茶の種類として人気の日本茶の場合は、一度茶碗に沸騰したお湯を入れて温めてからお茶を注いでいくのがマナーの1つです。
茶葉は急須に入れて、茶碗に入れたお湯を中に注いだら、蓋をして1分間蒸らすことで、茶葉がきちんと開き、美味しい日本茶を飲めるでしょう。
また、煎茶や玉露など高級なお茶の場合は、熱湯を注いでしまうと、返って渋みが強くなってしまいます。
70~80度前後のお湯で冷ましてから利用すると、渋みが軽減し、更に、急須の中で茶葉を蒸らす時間を1分設ける事で、高級茶ならではの甘みを引き出すことが出来るのです。
更に、コーヒーや紅茶の場合は、カップだけでは無く、スプーンとソーサーもつきます。
カップの持ち手は左、スプーンの持ち手が右になるようにセッティングしておきましょう。
日本茶の場合は茶托、コーヒーの場合はソーサーがセットになりますが、これらは組み合わせた状態で運ぶと、ほぼ確実にお湯がこぼれます。
その為、運ぶ際にはセットにせずに、それぞれ別々に運ぶようにして、到着してから、先に茶托やソーサーを置いてから飲み物を置くと確実でしょう。
置くのはいずれも、お客様の右側になる事がベストですが、状況に応じて臨機応変に置き場所を変えて下さい。
このように、ちょっとしたポイントを抑えるだけでも、お茶出しの印象を大きく変えることが出来ます。